年中行事日記 節分編
2024年02月05日
立春を迎え、ますます春が待ち遠しいこの頃です。
節分の豆まきをしましたか?
我が家でも、毎年節分の豆まき、魔除け厄除け、お供えを昔ながらのやり方で続けているので、少し紹介させていただきます。
節分の豆まきの前に、魔除け厄除けの準備があります。
一般的には、「ヒイラギにイワシの頭」とされていますが、我が家では、クロモジの枝にあぶった煮干しの頭を刺して、玄関や土蔵、物置や作業場などの入口へ付けます。
家の中の仏様、神々様、いつものお供え場所7か所へ、3種の木の枝と炒り豆をお供えします。
3種の樹木は、クロモジ、アセビ、ヒイラギです。
以前はカマエビと呼ばれる赤い蔓を使っていましたが、手に入りにくくなったのか、いつの間にかなくなりました。
恵方棚にも同じようにお供えをするのですが、炒り豆を入れた皿にヒイラギの葉を数枚入れます。
このお供えを下げるのは、今年初の雷が鳴った時です。春雷を待つのです。
節分の日の夕食は、年越しの料理と同じと決まっています。
根菜類に油揚げ、縦切りのちくわ、糸昆布を入れた煮物と尾頭付きの魚。
年越しには鯛の煮つけですが、節分の時はイワシにすることが多いです。今年は丸干しイワシを焼きました。
豆まきを終えたら、年神様はいないのでお供えはせずに、家族でいただきます。
鬼は外~、福は内~
穏やかで平和な年になりますように。
希望に満ちた春が訪れますように。