七夕に楽しむ紙人形劇&パネルシアター
2024年07月08日
例年にない暑さの七夕の日、つくで交流館で「紙人形劇&パネルシアターを楽しむ会」がありました。
第1部は、「しゃべり場そら」さんオリジナルの紙人形劇です。
大きな絵本がめくられる背景の前で、牽牛と織姫様の物語が展開していきました。
歌あり、音楽あり、場面を盛り上げる効果音だって、なかなか凝っています。
舞台美術も小道具も全て手作り、1人のナレーターと6人の演者で、場面が次から次へと変わって最後は、天の川に流れ星がいくつも飛び出してきました。
オリジナル物語「そらの織姫様」を見終えると、今度は観客席の向きを180度変えて、第2部の始まりです。
第2部は、作手パネルシアターの会による、原作を基に手作りしたパネルシアターです。
つくでパネルシアターの会は、コロナ禍で活動を休止していた旧開成小読み聞かせの会が、名前を改め今年再開した団体です。
こちらも、パネルに貼る絵シートや小道具を手作りし、BGMや効果音を付けた独自の演出で行っています。
エンディングは、つくでブッククラブスタッフと一緒に、くどうなおこさんの詩を音読して終えました。
会場には、しゃべり場そらさんが用意して下さった七夕飾りとたくさんのお供え物。
来場者の皆さんは、帰り際に短冊に願い事を書いて笹につるしていました。
「昔の七夕はね、どの家でもこんなふうにたくさんの野菜をお供えしたんだよ。」
「なんて書いたの?」
地域のお話を聞いて、会話を楽しんで、お土産に新鮮野菜やラベンダースティックなどをもらいました。
一緒に飾りつけをする保護者や「またね~」と子どもにハグするおばあちゃんのほほえましい姿も見られ、和やかな交流の広場となりました。
暑い暑いと言って過ごしてしまう毎日ですが、こうした年中行事を大切に、地域ぐるみで楽しめる地区であり続けたいと改めて感じたひとときでした。