子どもたちと秋のキノコ観察会

2023年10月16日

作手の自然記録会主催による「秋のキノコ観察会」が、旧菅守小学校跡地の裏山「わくわくたんけん山」で行われました。

9日は一般対象に行い、小雨の中、作手住民のほか岡崎から子ども三人を連れたご家族が参加して下さいました。

11日は作手小学校低学年の児童と先生が、スクールバスで来て下さいました。

キノコと樹木に詳しい小椋先生の案内でいろいろなキノコを観察し、樹木の話も聞きながら山を一周しました。

10.9観察
10.11観察

好奇心旺盛な子どもたちの鋭い眼が、小さなキノコや木の陰に隠れているキノコ、キノコか分からないようなものまで見つけてくれました。

「キノコ見つけた~。」「これ、なあに?」

の声があっちからもこっちからも飛んできて、キノコの先生は行ったり来たり大忙しでした。

ホウキタケ

ホウキタケ

アカイボカサタケ

アカイボカサタケ

チャツムタケ

チャツムタケ

ツガサルノコシカケ

ツガサルノコシカケ

毒キノコも教えてもらいました。同じキノコでも、幼菌、老菌と色や形が変化していくので、図鑑だけを頼りに見分けることはとても難しいと実感しました。

スギヒラタケ

スギヒラタケ

ハナホウキタケ

ハナホウキタケ

キノコの役目は、樹木を腐らせて大地へかえすことです。

子ども達は、目で見て手で触れて、棒でつついたり足で踏んだりして、キノコが樹木をポロポロに柔らかくしていることを体感できたようでした。

 

森林の中で学ぶこと、感じることは無限にあります。子どもたちの発見によって、大人が学ぶことも気づくこともたくさんあります。

子どもの感性で多くのことを感じ取ってもらって、森林の魅力にはまってくれたら、山に住む民としては嬉しい限りです。