秋の滝巡り
2022年11月17日
巴川流域の作手田代地区には、いくつかの滝があります。
古来から豊かな水が山を育て、田畑を潤し、人々の暮らしを支えてきました。
滝のそばには不動明王様を祭る祠や神社があり、今でも田代御滝群として、
地元で大切にされています。
先日、地元の方の案内で、仲間たちと滝巡り(保永三滝と田代御滝群の一部)をしてきました。
滝へ向かう森の中は湿り気を帯び、ごうごうと流れる滝の音に全身を包まれました。
ジブリの描く背景画にあるような森の中をゆっくり見まわしながら、
幾種類かの樹木とごつごつした岩の間を滑らないように気を付けて歩いていきました。
途中、サワガニに何度も出会いました。滝に近づけば、さらに滝の音だけの世界。
マイナスイオンをたっぷり浴びて、思い切り深呼吸を繰り返していくうちに、心身ともに浄化されていくようでした。
保永三滝は落差があり迫力がありました。
田代本滝は水量があり、昔は水力発電に使われていたそうで、取水口跡が見られました。
大きく平たい岩の上を流れる帯屋滝に向かって、上の集落から細く長い支流が何本か注ぎ込んでいました。
水の流れにも周りの岩々にもそれぞれ表情があって、森独特の空気と滝大戸にすっぽり包まれる森林浴は、互換全てを刺激するようで気持ちよかったです。
周りも紅葉し始めていました。
四季折々、いろいろな滝の景色を見られる素敵な散歩道、また出かけたいです。